アゴは働き者
顎関節は、体の中でもっとも頻繁に使用される関節といわれていて、1日に何と2000〜3000回動くそうです。すごい回数ですが、食べるときも喋るときも使うと考えるとこれぐらいになるのでしょうね。
また咬むときにメインで力を発揮する咬筋という筋肉は小さいですが身体中で最も強靱な筋肉と言われています。
標準的な人の場合、左右2つの咬筋で約68kgの力を出すことができ、指を食いちぎるのに十分な力があります。歯ぎしりすると歯にキズがつくのもわかりますね。
また、普段は意識することがないと思いますが、アゴの関節は釣りのおもちゃの魚のように単純にパクパク開閉するだけではありません。食べた物をすり潰すことができるように前後・左右にも動くことができます。
その動きを実現させるため、先ほど出てきた咬筋も含めて7種類の筋肉がアゴの動きに関わっています。これらが連動してアゴの動きをコントロールしています。
アゴに関わる筋肉たち
下顎骨に付着してアゴの動きに直接関わる筋肉は下記の7つです。
咀嚼・口を閉じるときに使われる。耳の上に広がっている筋肉。
咀嚼・口を閉じるとき使われる。ほっぺたにある筋肉。
咀嚼・口を閉じるとき使われる。アゴの裏側にある筋肉。
咀嚼・口を開くときに使われる。口の内側からしか触ることはできない。
口を開ける。細い筋腹が2個つながった形をしていてアゴの下にある。
口を開ける。あごの裏全体に広がっており、舌骨につながっている。
口を開ける。舌骨下筋の中央付近にある。
これらの筋肉は下顎骨(下顎)と頭蓋骨をつなぐものと、下顎骨と舌骨をつなぐものに分かれます。舌骨というのは喉仏のことですが、舌骨は肩甲骨ともつながっています。つまり、間接的に肩甲骨もアゴの動きに影響する可能性があるということです。
そこで、整体院fReeでは主にこの7つの筋肉に狙いを絞った施術を行います。さらに全身のバランスを整えたり姿勢を指導したりすることも同時に行います。